祈りのかたちを、
次の百年へ。
Restoring a small hall of prayer for the century ahead
Story 01
受け継がれた意匠を、
受け継がれた意匠を、
もとのかたちで。
四方に軒を伸ばし、頂に露盤宝珠をいただく宝形造のお堂。垂木・組物の一本一本を点検しながら、朱の彩色をあらためて施しました。反りの美しい軒の線は、以前のかたちをそのまま受け継いでいます。
壁面と扉は落ち着いた金色に。正面には木格子の戸を納め、外からもそっと内をうかがえる設えとしました。新しくつくり直すのではなく、この場所が長く保ってきた姿を、次の世代へ渡せる状態に整える——それがこの工事の役割でした。
- 反りの美しい軒の線を、従前のかたちのまま継承
- 垂木・組物を点検のうえ、朱の彩色を施し直し
- 壁面・扉を金色に仕上げ、木格子の戸を新調
- 基壇まわりの土間と石積みを整備し、参拝しやすく
Story 02
仏さまが並ぶ、
仏さまが並ぶ、
静かな内の間。
堂内に入ると、金色の壇に沿って多くの仏さまが静かに並びます。一体ずつ表情の異なる像が段に整えられ、その中央に厨子を据えました。常花と香炉が置かれた前机まで、位置と高さを幾度も確かめながら納めています。
見上げれば、白木のままの小屋組が伸びやかに架かる。塗りを重ねた外観との対比が、内の静けさをいっそう際立たせます。手を合わせる方が心を落ち着けられる場であること。それを最後まで判断の拠りどころとしました。
- 金色の壇と厨子を据え、仏像の配置を整えて奉安
- 常花・香炉・燭台を納める前机まわりの設え
- 白木を活かした小屋組で、内部に伸びやかな高さを確保
- 塗りの外観と白木の内部、素材の対比による静けさ
- 参拝と維持管理のしやすさに配慮した納まり
Gallery
細部の仕事
見上げた先にこそ、社寺建築の手仕事が宿ります。
彫刻・組物・小屋組——ふだんは気づかれにくい部分にも、同じ密度で向き合いました。
お堂・社寺の修繕も、
ご相談ください
住宅から店舗、地域の大切な建物まで。受け継がれてきたかたちを守るお手伝いをいたします